レフティ夕菜のネタ考えているうちにどんどん湾曲。
体育会系軽音部なんていいんじゃないか? ドラマ的に熱いしw
「一年は体育着に着替えて部室前集合ー!」
「一年のうちは楽器なんて触れないと思え!」
「チームでリズム乱したやつがいたら、その場で全員校庭3周!」
プロのプレイヤー、バンドを数多く排出している名門校。軽音部入部希望者は100人を越えるが、1年後に残っているのは30人程度。
「我が校の軽音に入ったら、プロデビューできるんじゃないか、とか甘い考えて入ってきたんだろ? おいおまえ、私は性根の腐った夢見る虫けらですっ、って言ってみろっ!」
「ボクは性根の腐った虫けらではありませんっ!先輩」
「はぁ、いいか。こんなバカらしい練習なんかやらなくてもプロになれる、って思ってるやつはいますぐ辞めてもらってけっこう。
ただ言っておくが、我が校では軽音以外で対外バンド活動禁止、ライブとか出場したら即停学、2回目で即退学だ。覚えておけっ。まぁプロになれる自信があるなら、学校なんて来なくていいからな。そういう覚悟のないムシケラはせいぜいここで腕を磨くんだな」
練習は、基礎体力トレーニングに加えて、指立て伏せとか、屋上での発声練習、ピック素振り、スティックでの欄干叩きなど。楽器も自分で選べない。先輩が決めていく。
「夕菜、おまえ、明日からイヴニングベイビーのベースだから」
3年の朝人から指名される。とうぜん2年の嫉妬と怒りが集中する。
「えっ? なんであの娘が?」
「ちょっとぉ、あのこ、ど素人じゃないっ、しかもイヴベビってインディーズでは超有名だし、プロにいちばん近いと言われてるバンドなのに」
「XXお嬢(2年)、いいんですか、こんなこと許して?!」
「・・・朝人様が選んだんだから、あなた方がどうこういう権利ありまして」
「お嬢!」
もちろんお嬢も内心では納得できない思いでいっぱいなのだった。
体育会系軽音部なので、1年はずっとジャージ。
ジャージの資料ならいくらでもでてくるのだろうと思ったけれど、けっこう気に入ったのがみつからない。ちなみに、こういう学校で指定されたジャージを「芋ジャージ」と呼ぶらしい。それなりにフェチも多いらしいw