はずかしながらぁ、帰ってまいりましたー。
早くも仕事の夢とか見ちゃってかなりブルーな状態になってます。うー、あと一日考えたくなかった。
同時に見た夢は、楽器屋の夢。都内のイ○バシ楽器のはずなのに、時代の流れなのか、かなり小さく地味な店になっていた。ギターも20本くらいしか置いてない。これじゃぁレフティなんて置いてないだろうなぁ、とか思いながらも一通り見て回る。すると、中古でボロボロだけれど、かなり変わった形のしたレフティが1本置いてある。しかもフェンダーだよ。こんな形みたことないなぁ、ダメギターなんだろうなぁ、と思いながらも試奏を店員に頼んでみる。
めちゃめちゃ弦高は高いし、重みのない軽い音ではあるけれど、けっこう枯れた音が出てコード弾きには悪くない。値札がないんだけれど、これはいくら?と聞いて見たら、12万円という。このボロボロが12万?とか思いながらも、ここで買わないと二度と手に入らないのは確実、ムリしてでも買っちゃいそうな自分がいる。
ここで目が覚めた。
韓国で見つけた楽器屋は2軒。1軒は龍山にあったモーツァルトのかかる店。クラッシックの楽器といっしょに、なんだか腫れ物にさわるかのように大事そうにエレキが並べてあった。(でもビギナー用の安物) もう1軒は弘大にこじんまりとあった店。8畳くらいの店舗でエレキは10本くらいか。アンプ、エフェクターや小物類もきちんとそろってちゃんとエレキ屋になっていた。でも小さい個人商店のような店だった。
ちゃんと探せばもうすこしあるんだろうけれど、実に少ない。日本だったらちょっとしたショッピング街なら1軒はそれなりの店があるもんだけれど。ソウルではホテルでずっとTVを見てて、MTVみたいなチャンネルを流しっぱなしにするんだけれど、韓国のヒット曲ってPC上で作ったダンスミュージックばっかりなんだよね。香港でも台湾でもそうだけれど。まぁ、日本でもけっこう似たようなものだから、それが潮流といえば潮流なんだけれど。いまはほんと、PC1台あればかなり本格的な音楽が作れちゃうわけで、昔はギターが貧乏人の楽器だったのが、趣味の人用のアイテムに変わっていくのかなぁ、そんなことを思ったわけで。PCだったら公立の小学校にだって備え付けられてるだろうし、これからのロックはPCからこそ生まれるのかもしれない。
でも韓国ギターをあれこれ見たかったなぁ。
エピフォンやオベーションなどのギター製造の下請け時代を経て、実力がだんだんでてきた。かつての日本と同じ状況。でも日本はストラトやレスポールといった形しか売れない保守的な国なので、なかなかオリジナルブランドが育たない。人件費が高くなるので、高級ブティックギターの路線に走っていったけれど、庶民的なエレキではなくなってしまった。その点、韓国は新しいブランドをどんどん立ちあげて、オリジナルギターをたくさん出してきている。ファッションでもメイクでも先端を行く国だから、ギターでも革新的なことができるお国柄なんだろう。
とはいえ、残念ながら店がないんじゃ、国内で普及しなそうだなぁ。この先エレキはふたたび庶民のもとに広がるのか、それともアメリカン・カントリーみたいなジャンルに縮小しちゃうのか。どうなんでしょ?