ここ十数年、エントロピーって言葉聞かなくなったね。80年代ごろは、経済的文化的すべての事象に、エントロピーの増大を当てはめて比喩してたのに。なんで使われなくなっちゃったんだろう。飽きただけ? それともあまりに単純化しすぎて、浅はかに見えるから?
でもエントロピーの法則、熱力学の第二法則だっけ? とてもとても単純なゆえに当てはめやすくて、ボクは煮詰まるとすぐ頭に思い浮かべてしまう。単純な毎日を繰り返してるとどんどん平均化していって、エントロピーが増大して、混沌に埋もれてしまう。新しい「系」を探さないと、と焦る。でもなにか刺激を求めたって、すぐに平均化してしまって、また混沌の海におぼれ始める。
求めるべきものは刺激ではないことはわかってるんだけどね。