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「朗読者」ひさしぶりの純文学?

「朗読者」(ベルンハルト シュリンク)を読む。単に「新潮文庫の100冊」になっていて、目にとまったからだ。

ドイツの小説なんて読むのはいつぶりだろう。遠い遠い昔、学生のころにカフカやエンデを読んだ記憶がある。(もちろん日本語訳で) この本と同じようにホロコーストについて扱った「ソフィーの選択」も読んだはず。あ、あれはドイツ文学じゃなくて米文学だっけ? でもどれも内容についてほとんど覚えてないや。戦争責任問題がでると常に比較されるドイツなんだけれど、アメリカはもちろんフランスやイギリスなんかよりよっぽど関心が薄い。たんにおいらが興味ないだけか。ドイツ映画も見ないなぁ。

「純文学」と呼ばれるジャンルの小説はけっこう好きだったりする。いや、自分だって純文学ってやつは読みづらいし、重いし、眠くなるし、進まないし、理解できないんだけれどね。でもときおり、とてつもなくすごいなこの人とか、こういう視点や書き方があるんだ、とか新鮮に驚く瞬間が好きだなぁ。自分の浅はかさにがっくりくることもあるんだけどね。純文学が高尚だなんて思わないけれど、刺激的には違いない。

で、この本、最初は15歳の少年と35歳くらいの女性の情事で青春文学まっしぐらでかつエロティックであり、ところがナチスの問題が絡んできてどんどん重くなってくるところがなんとも魅力ですよん。

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